この記事の目次
SWOT分析とは。の、前に。
SWOT分析とは、自社を取り巻く外部環境と、自社の資産やブランド力、さらには価格や品質といった内部環境をプラス面、マイナス面にわけて分析し、展開戦略の策定やマーケティングの意思決定、経営資源最適化をおこなうための有名なフレームワークのひとつです。
・
・
・
はいきたこれ。さっそく何言っちゃってんの??って感じになってませんか?笑
僕は初めのころひきつけを起こしそうになりましたよ。そもそも、フレームワークってなんじゃい!って思いません?僕だけですか??
まず「フレームワーク」とは
まずは「フレームワーク」についてざっくり説明しましょう。今後、この単語はめっちゃ出てくるんでぜひ覚えてください。
例えばあなたがビジネスを行う上で、たくさん疑問が出ると思います。「どうやったら集客できる?」「どうやったら売れる?知ってもらえる?」と考えると、とことんキリがないです。しかも、たくさん考えた結果、ぶっちゃけどうしていいのか知らんし!ということも、全然少なくありません。
そういったときに、考えるべきポイントをパターン的に落とし込み、「誰でも実践できるようにしたもの」それが【フレームワーク(framework)】です。
このフレームワークを、ビジネスの目的によって使い分け、あなたやクライアントのビジネスに当てはめて考えればあら不思議。何が必要で何が課題となるのか、論理的に導くことができるのです。
本題。SWOT分析とは
SWOTってぱっと見、「SWAT」っぽいですが全然違います。SWATはアメリカ合衆国の警察などの執行機関に設置されている特殊部隊です。一方日本では、ハロウィンの時期にSWATのコスプレをしている女性を見かけることがあります。個人的にはめっちゃ可愛いと思ってます。好き。
ここからはびっくりするくらい、急にまじめに行きますね。Let's learning!
SWOT分析とは、競合の存在やビジネスの実行に関連する法律(例えば健康食品ビジネスであれば薬機法など)、市場トレンドといった自社を取り巻く外部環境と、自社の資産やブランド力、さらには価格や品質といった内部環境をプラス面、マイナス面にわけて分析することで、ビジネス展開戦略の策定やマーケティングの意思決定、経営資源の最適化などをおこなうための、有名なフレームワークのひとつです。
- Strength(強み 内部環境)
- Weakness(弱み 内部環境)
- Opportunity(機会 外部環境)
- Threat(脅威 外部環境)
4つの要素の頭文字をつなげ、SWOT分析と呼ばれています。この要素を可能な限り多く、明確に洗い出すことが重要です。また、分析を開始する前に、分析対象は何であるか、どのようなビジネス目標(kgi)を掲げているのか、対象の顧客属性は何か、競合企業はどこか、など、前提の条件を整理して、メンバー間での共有、認識の統一が非常に重要です。併せて、経営陣やエンジニアなど各セクションの人材が同席し、いろいろな視点をもって議論を進めることが理想です。
SWOT分析の活用
外部環境である「O:機会」と「T:脅威」
まずは外部環境である「O:機会」と「T:脅威」の分析からおこないます。
外部環境は、市場や社会の情勢などが該当します。業種業界や分析対象によって多少変わることもありますが、一般的な項目は以下です。
【市場規模や成長性、競合の状況、トレンド、景気や経済状況、政治の状況、現行の法律 など】
内部環境である「S:強み」と「W:弱み」
次に、内部環境である「S:強み」、「W:弱み」を分析します。この時重要なのは、主観的に決めるのではなく、外部環境や競合状況を加味して判断します。主観的な判断では問題解決に至ることは決してありません。視野を広く持つことが最も重要です。数値やデータを用いると、より正確な分析ができます。こちらも一般的な項目の例を一部ご紹介します。
【自社認知度、ブランド力、所有するインフラ、価格や品質、保有する資源、立地、サービス、保有する技術力、リソース など】
SWOT分析の実行
以下のテンプレートをたたき台にし、それぞれの項目を洗い出していきます。内容は多ければ多いほど精度は高まります。
クロスSWOT分析で戦略を立てる
ここまででSWOTの表は埋まりましたが、ここからのステップが最も重要です。なぜなら、「SWOT」で挙げた項目はあくまでも「今現在の状況」であり、戦略や戦術には直接なり得ないからです。各項目の内容を基に現状を把握・分析し、最初に目的として掲げた項目を達成することが最終ゴールです。実際に戦略や戦術策定、計画に落とし込むために、4項目を掛け合わせて、分析していきます。これを「クロスSWOT」といいます。
最後に、クロスSWOT分析での内容を基に、今後とるべき戦略や戦術、具体的な計画に落とし込みます。そこで出来た戦略は、実行前藻実行後もレビューを行い、課題点が出てきた場合は、再度戦略の見直しを行います。PDCA(※)を回すイメージです。
*PDCA=Plan Do Check Action の略。これについてはまたどこかで!
SWOT分析は、運用を繰り返し常に鮮度を向上させる
ここまででSWOT分析がかなーり重要というのはお分かり頂けたかと思います。ところで、SWOTを考える際、基本的には「その時点」のものであるという事をお忘れなく。市場は常に変化し、ユーザーの環境も変わります。なので、ビジネスの要所要所ではその都度SWOTを描きなおし、常に鮮度が高い状態にする。その上でビジネスを運用し、PDCAを回すことが大切です。
ぜひ今回の内容が参考になれば幸いです👍
この記事の目次